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2023年7月8日土曜日

切手に見る原理・法則・定理-2.アルキメデスの原理-

 この原理は、古代ギリシアの数学者・物理学者・発明家・天文学者でもあったアルキメデス(紀元前287?~紀元前212)が発見した物理学の法則で、"流体(液体や気体)中の物体は、その物体が押しのけている流体の質量が及ぼす重力と同じ大きさで上向きの浮力を受ける"というものです。


この原理を発見した経緯としては、ヒエロン2世が金細工職人に金塊を渡して、神殿に奉納するための誓いの王冠を作らせましたが、ヒエロン王は作られた王冠の金を金細工師が金を盗み、その重量分の銀を混ぜてごまかしたのではないかと疑念を待ちアルキメデスに王冠を壊さずに体積を測る方法を相談しますがアルキメデスもすぐには答えられず、いったん家に帰って考えることにした。


アルキメデスはある日、風呂に入り浴槽に入ると水面が高くなり、水が縁からあふれ出したのを見て見たアルキメデスは王冠を水槽に沈めれば、同じ体積分だけ水面が上昇することに気づきます。


要するに王冠の体積と等しい、増えた水の体積を測れば、つまり王冠の体積を測ることができることに気がついたアルキメデスは、服を着るのを忘れて表にとびだし「ヘウレーカ、ヘウレーカ!(わかった! わかったぞ!)」と叫びながら、裸のままで通りをかけだしたそうです。


確認の結果、王冠に銀が混ざっていることが確かめられ、不正がばれた金細工師は、死刑にされたと言われています。


切手は1971年ニカラグア発行の「数学切手」の中の一枚で、アルキメデスの原理が描かれています。




切手は1983年ギリシャ発行の「1983年ヨーロッパ切手 天才の偉大な業績切手」の中の一枚で、作図中のアルキメデスの背景に彼の原理が描かれています。





切手は1983年イタリア発行の「1983年ヨーロッパ切手 天才の偉大な業績切手」の中の一枚で、アルキメデスとともに彼が発明したアルキメディアン・スクリューが描かれています。





切手は1973年東ドイツ発行の「国営美術コレクション切手」の中の一枚で、バロック時代のイタリアの画家ドメニコ・フェッティ(1589頃~1623)作の『シラクサのアルキメデス』が描かれています。






2023年7月7日金曜日

切手に見る知識の扉-11..目薬は1滴で十分!!??-

目薬は1滴点眼するよりも2滴点眼する方が効果が高くなるのでしょうか?


いいえ違います!


目薬は1滴より2滴使うほうが効果がある間違って信じている人が多いのが現実です。


目薬を目の中に溜めておける量には限界があり、30マイクロリットルなのです。


目薬1滴は30~50マイクロリットルなのです。


要するに1滴の目薬で、すでに目からあふれてしまうくらいの量があるのです。


従って目薬は1滴使用することで十分効果があります。


また目から溢れた目薬が目の周囲の皮膚をかぶれさすこともあります。


目薬を1滴点眼した後に目を閉じ、目頭を軽く1~5分間抑えると効果が上がるとされています。


目薬を2滴使用することは、効果が増すのではなく、溢れた目薬で目の周囲をかぶれさすのと、倍の費用がかかります。


眼科医も1滴の使用を守るよう指示されているはずです。


切手は1962年インド発行の「第19回国際眼科学会議記念切手」で、目が描かれています。





切手は2004年日本発行の「科学技術とアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ第4集~科学技術&アニメーション~」の中に収められた組織・臓器再生医療を表すもので「細胞シート工学」により作製されたの細胞シート顕微鏡写真とともに目が描かれています。





切手は2005年日本発行の「科学技術とアニメ・ヒーローシリーズ第7集-科学技術&アニメーション-」の中に収められたタイムバカボンのマイクロマシーンで愛らしい目が描かれています。





2023年7月6日木曜日

切手に見るヘラクレス物語-1.ヘラクレスとは-

切手に描かれたギリシャ神話の英雄ヘラクレスについて見ていきましょう。


ギリシャ神話に登場するヘラクレスは、全能の神ゼウスとアルクメーネーの間に生まれた半神半人の英雄で、12の試練(12の功業とも呼ばれています)をなしとげています。


全能の神ゼウスは、ヘクレスに不死の力を与えようとして、眠っているオリンポスの最高女神ヘラの乳(不死の乳)を吸わせたましたが、ヘラクレスが乳を吸う力が強くその痛みに目覚めたヘラは赤ん坊を突き放します。


この時に飛び散った乳がミルキーウェイ(天の川)になったと言われています。


アルクメーネーはヘラの迫害を恐れて赤ん坊のヘラクレスを城外の野原に捨てますが、全能の神ゼウスが技術・学芸や戦いなどをつかさどる女神アテナに命じてヘラクレスを助けることを願います。


その後女神アテナは、ヘラクレスを助け続けます。


結婚や出産を司り、最高神ゼウスの妻として「神々の女王」の地位を築く一方で、「嫉妬の女神」としての最高女神ヘラは密かに二匹の蛇をヘラクレスが寝ている揺り籠に放ちますが赤ん坊のヘラクレスは素手でこれを絞め殺します。


ヘラクレスは、以下の12の試練を成し遂げています。


これらの難題を直接言い渡したのは,エウリステウス王ですが、入れ知恵をしたのは女神へラで、これだけの難題を与えればヘルクレスといえども無事に戻れるはずは無いと確信していましたが、ヘラクレスは10年でこれらの試練を成し遂げて戻ってきます。


女神ヘラの目論見はものの見事に外れることになります。


これら12の試練は順次紹介していきます。


1.ネメアのライオン

2.レルネのヒュドラ退治

3.ケリュネイアの魔の鹿の捕獲

4.エリュマントス山のイノシシの捕獲

5.アウゲイアスの家畜小屋掃除

6.ステュムパリデス沼地の怪鳥の退治

7.クレタ島の牡牛の捕獲

8.ディオメデスの人食い馬の退治

9.ヒッポリュテの帯の入手

10.ゲリュオンとの戦い

11.黄金のリンゴの入手

12.番犬ケルベロスの捕獲


切手は1986年ギリシャ発行の「オリンポスの神々切手」の中の一枚で、ゼウスが描かれています。



切手は2008年ガンビア発行の「世界七不思議切手」の中の一枚で、オリンポスのゼウス像が描かれています。




切手は1975年パラグアイ発行の「絵画切手」の中の一枚で、イタリアのルネサンス期の画家ティントレット(1518~1594)作『天の川の起源』が描かれています。

この絵画はゼウスが妻ヘラの乳をヘラクレスに吸わせ、飛び散るヘラの乳が天の川になる光景が描れいます。




切手は1964年オーストリア発行の「科学会議記念切手」で、アテナの像が描かれています。






切手は1966年オーストリア発行の「国立図書館切手」の中の一枚で、切手左からクロノス、天球儀、戦うヘラクレスが描かれています。





切手に見る知識の扉-10.男性の排尿について-

男性は特に加齢とともに排尿時の尿の勢いがだんだんと弱くなってきます。


これを排尿障害と言います。


排尿症状は、尿を出すことに問題がある症状で、「尿が出にくい」、「尿の勢いが弱い」、「尿をするのにお腹に力をいれる」などが挙げられます。


尿が出にくい・尿の勢いが弱い・尿をするのにお腹に力を入れるといった排尿症状は、膀胱から尿道出口への尿の通過が妨げられる通過障害、あるいは膀胱がうまく収縮できない膀胱収縮障害がある場合に起こります。


通過障害で最も頻度の高いものは、男性では前立腺肥大症で、膀胱収縮障害は男女とも神経因性膀胱で起こります。


また、膀胱収縮障害は、メタボリック症候群に伴う膀胱の血流障害や加齢による膀胱の老化現象としても起こります。


前立腺は膀胱の出口で尿道を取り囲む臓器で精液の一部を作り出します、この前立腺が肥大すると尿道を圧迫して、尿の通過障害をきたし、排尿症状を引き起こすとともに、頻尿、夜間頻尿、残尿感などの蓄尿症状や排尿後症状を引き起こします。


※前立腺は男性にしかない生殖器の一つで、前立腺液といわれる精液の一部を作り、精子に栄養を与えたり、精子を保護する役割を担っています※


前立腺肥大症は加齢とともに罹患率が増加し、70歳では70%以上の男性が前立腺肥大となっており、その内25%の人が治療を必要とする状態となっています。


日本国内でも最近は前立腺がんの罹患率が急速に増加していることから、前立腺肥大と前立腺がんは関連のない病気ですが、男性の場合排尿困難が見られるときには前立腺特異抗原PSAの検査を受けることをおすすめします。


切手は2019年ベルギー発行の「小便小僧400年記念切手」で、勢いよく排尿する小便小僧が描かれています。





切手は1958年ハンガリー発行の「ブリュッセル万国博覧会開催切手」の中の一枚で、ブリュッセルの小便小僧が描かれています。




切手は1992年ベルギー発行の「観光名所切手」の中の一枚で、ブリュッセルの小便小僧が描かれています。




切手は2015年ベルギー発行の「外信用無額面永久保証切手」の中の一枚で、ベルギーの小便小僧が描かれています。





切手は2008年徳島県三好市発行の「Pスタンプ秘境・夢・ロマンの旅三好市」祖谷の小便小僧が描かれています。






切手は2011年ベルギー発行の「ベルギーのハイライト切手」の中の一枚でアトミウムと小便小僧が描かれています。






2023年7月5日水曜日

切手に見る原理・法則・定理-1.ピタゴラスの定理-

この世の中には多くの法則・原理・定理がありますが、中には極めて難解なものもあります。


当然のことながら学生時代泣かされてきました。


法則とは、守らなければならないきまりで、 一定の条件のもとでは、どこでも必ず成立する事物相互の関係を言います。


原理とは、多くの現象を成立させる最も基礎的な理論のことです。


定理とは、一般的に公理・定義だけから論理的に導き出せる命題を言います。


今回は提唱者、発見者およびこれらを描いた切手と法則・原理・定理が描かれた切手の中から私個人の偏見に基づいて紹介させていただきますので、お付き合いください。


中には極めて難解なものもありますが、何が何でも理解する必要はありませんので、『何だそんなものもあるのか』と流し読みされても結構です。


それではピタゴラスの定理から始めさせていただきます。


ピタゴラスの定理は、紀元前540年頃ギリシアの数学者ピタゴラス(紀元前582~紀元前496)が発見したと言われています。


日本においては"三平方の定理という呼び方が第二次世界大戦中に考案され、以後通称となっています。


その定理は、『直角三角形をなす3辺のうち、2辺の長さを知ることができれば、残り1辺の長さを知ることができる』というものです。


切手は1971年ニカラグア発行の「数学切手」の中の一枚で、ピタゴラスの原理が描かれています。





切手は1983年サンマリノ発行の「科学のパイオニア切手」の中の一枚で、ピタゴラスの肖像とともにピタゴラスの定理が描かれています。




切手は1972年スリナム発行の「ピタゴラスの定理切手」で、ピタゴラスの定理が描かれています。






切手は1956年ギリシャ発行の「ピタゴラス会議切手」で、ピタゴラスの定理が描かれています。





切手は2014年韓国発行された「国際数学者会議開催記念切手」の中の一枚で、ピタゴラスの定理が描かれています。





切手に見る知識の扉-9.食中毒と食あたり-

食中毒は医学用語で、食あたりは一般用語のため厳密な違いはありませんが、あえて分けるとすれば下記のようになります。


食あたりとは、一般的には感染しないような弱い菌、雑菌が原因で起こります。


食べ物は無菌ではなく何らかの細菌は付着していますので、風邪を引いて抵抗力が弱っていたり胃腸が荒れていたりする場合などに、弱い菌に感染し発症してしまうのが食あたりとも言えます。


食あたりは複数人で弱い菌や雑菌が付着した同じ食品を食べた場合でも、抵抗力が弱った人だけが発症し食べた人全員が発症することはありません。


食中毒とは、食中毒を起こすもととなる細菌・ウイルス・有毒な物質がついた食べ物を食べることによって、下痢・腹痛・発熱・はきけなどの症状が出る病気のことを言います。

複数人で原因菌・ウイルスが付着した同じ食品を食べた場合、ほとんどの人が発症します。


発生件数は多少の増減はありますが年間1,000件前後で患者数は15000人前後となっています


食中毒を引き起こす原因によって病気の症状や食べてから病気になるまでの時間は多種多様です。


またひどいときには命を落とすこともあります。


食中毒の予防は、細菌の場合は以下の三点につきます。


細菌を食べ物に「つけない」、食べ物に付着した細菌を「増やさない」、食べ物や調理器具に付着した細菌を「なくする」ということになります。


ウイルスは、食品中では増えませんがウイルスはごくわずかな汚染によって食中毒を起こすことから、ウイルスを食品に「つけない」を確実に実行するためには、調理者はもちろんのこと、調理器具、調理環境などの調理場全体がウイルスに汚染されていないことがきわめて重要になります。


ウイルスに汚染されていない調理環境をつくるには、調理場内にウイルスを「持ち込まない」、仮に持ち込んだとしても、それを「ひろげない」、「殺す」ことが大切です。


切手は2017年アルジェリア発行の「食中毒の予防切手」で、種々の食品と料理と食中毒で腹を抑える男性が描かれています。




2023年7月4日火曜日

切手に見る知識の扉-8.チョコレートは冠動脈疾患リスクのを低下させる??!!-

これまで、複数の臨床試験でチョコレートの摂取は血圧や血管内皮機能に良い影響を与えることが報告されています。


更に心血管疾患リスクを低下させる可能性を示したメタ解析の報告もありますが、チョコレートの摂取が冠動脈疾患(coronary artery disease:CAD)リスクに与える影響に関しては不明でした。


※冠動脈疾患のほとんどの原因は、冠動脈の内壁に蓄積したコレステロールなどのアテローム動脈硬化で心臓のみならず別の部位の動脈にも影響を及ぼし、冠動脈のけいれんによって狭心症やクゅぅセイ心筋梗塞が引き起こされます※ 


今回の研究では、「週1回以上のチョコレート摂取が心血管を健康な状態に保つ一助となることが示された」と指摘し、チョコレートにはフラボノイドやメチルキサンチン、ポリフェノール、ステアリン酸といった抗炎症作用やHDLコレステロールを増やす作用を有する物質が含まれている」ことからが冠動脈疾患リスクの低下に寄与する可能性を示唆している。


それではどのようなチョコレートを食べればよいのでしょうか?


今回の研究ではどのようなタイプのチョコレートが良いのか、最適な摂取量がどの程度なのかについては検討されなかったため、報告者はこれらの点について「今後さらなる研究が必要」と述べています。


当然のことながら食べ過ぎには注意すべきだと強調し、「特に糖尿病や肥満の人が市販されているチョコレート製品を摂取する際は、カロリーや糖分、乳脂肪分の含有量に留意する必要がある」とも述べている。


【】これまで、複数の臨床試験でチョコレートの摂取は血圧や血管内皮機能に良い影響を与えることが報告されています。


更に心血管疾患リスクを低下させる可能性を示したメタ解析の報告もありますが、チョコレートの摂取が冠動脈疾患(coronary artery disease:CAD)リスクに与える影響に関しては不明でした。


※冠動脈疾患のほとんどの原因は、冠動脈の内壁に蓄積したコレステロールなどのアテローム動脈硬化で心臓のみならず別の部位の動脈にも影響を及ぼし、冠動脈のけいれんによって狭心症やクゅぅセイ心筋梗塞が引き起こされます※ 


今回の研究では、「週1回以上のチョコレート摂取が心血管を健康な状態に保つ一助となることが示された」と指摘し、チョコレートにはフラボノイドやメチルキサンチン、ポリフェノール、ステアリン酸といった抗炎症作用やHDLコレステロールを増やす作用を有する物質が含まれている」ことからが冠動脈疾患リスクの低下に寄与する可能性を示唆している。


それではどのようなチョコレートを食べればよいのでしょうか?


今回の研究ではどのようなタイプのチョコレートが良いのか、最適な摂取量がどの程度なのかについては検討されなかったため、報告者はこれらの点について「今後さらなる研究が必要」と述べています。


当然のことながら食べ過ぎには注意すべきだと強調し、「特に糖尿病や肥満の人が市販されているチョコレート製品を摂取する際は、カロリーや糖分、乳脂肪分の含有量に留意する必要がある」とも述べている。


【参考文献】

European Journal of Preventive Cardiology、


切手は2013年ベルギー発行の「ベルギーチョコレート小型シート」で、5種類のベルギーチョコレートが描かれています。


この切手は味だけでなく香りもチョコレート風味にできています。


確かに手に取るとチョコレートの香りが漂ってきます。





切手は2022年フィンランド発行の「ファッツェルチョコレート100年記念切手」の中の一枚で、ファッツェルチョコレートが描かれています。






切手は2006年エストニア発行の「製菓産業200年記念切手」で、色々なチョコレートが描かれています。





切手は2009年フランス発行の「チョコレートシート切手」で、まるで本物と見間違えるようなチョコレートが描かれていますが、この切手もチョコレートの甘い匂いが漂ってきます。






2023年7月3日月曜日

切手に見る知識の扉-7.コーヒーは心血管疾患や死亡のリスクを低下させる??!!-

 コーヒーを日常的に飲む習慣がある人では、全く飲まない人と比べて心血管疾患(Cardiovascular disease; CVD)や死亡のリスクが低かったとの研究結果が発表されています。


※心血管疾患とは おもに動脈硬化によって血管の内腔が狭くなり臓器への酸素を豊富に含んだ血液の供給が不足する疾患群(冠動脈疾患、脳梗塞、末梢動脈疾患)※


【それではどのようなコーヒーを飲めばよいのでしょうか?】


カプチーノやフィルターで濾過したコーヒーなど粉状にひいたコーヒー豆から抽出したコーヒーだけでなく、インスタントコーヒーやカフェインを除去したコーヒー(デカフェ)であっても効果があると報告されています。


1日2~3杯のコーヒーを飲むことによりでリスク低下度が最大になるとの結果が報告されています。


研究結果を踏まえて、「全ての種類のコーヒーについて、少量から中程度の量であれば、摂取をやめるよう指導すべきではない。むしろ、健康的な生活習慣の一部と見なすべき」と結論付けています。


切手は2009年フィンランド発行の「グリーティング切手」の中の一枚で、コーヒーが描かれています。




切手は2022年ベトナム発行の「ベトナムコーヒー栽培切手」の中の一枚で、ベトナムのコーヒー豆とコーヒーが描かれていますが、この切手もコーヒーの香りが付けられています。


ベトナムコーヒーは、濃厚な味わいのあるコーヒーです。






切手は2011年バヌアツ発行の「バヌアツコーヒー切手」の中の一枚で、カプチーノが描かれています。





切手は2021年米国発行の「コーヒー飲料切手」で、ミルクコーヒー(左上)、エスプレッソ(右上)、カフェモカ(左下)、カプチーノ(右下)が描かれています。




【参考文献】


Eur J Prev Cardiol(2022年9月27日オンライン版)

2023年7月2日日曜日

切手に見る知識の扉-6.愛犬にグレープフルーツを与えてはダメ-

グレープフルーツには、ソラレンやリモネン、フラノクマリンが含まれていて、これらはイヌに害を与えますので与えてはダメです。


ソラレン、リモネン、フラノクマリンのいずれも、犬に危険な摂取量がどれくらいかは、明らかになっていませんので、少しくらいは大丈夫と考えて与えるのは非常に危険です。


特にソラレンは、犬がソラレンを多量摂取すると、中毒症状を起こす恐れがあります。


ただし、中毒症状がみられるのはかなりの量のソラレンを摂取した場合で、特にソラレンは外皮部分に多く含まれるので、果肉部分を少量食べさせる程度であれば中毒の心配はほとんどないと言う人もいますが私はあえてリスクを犯す必要はないと思います。


愛犬がグレープフルーツの皮や実を食べてしまい、下痢や嘔吐などの症状がある場合は、直ぐに動物病院を受診してください。


何の症状も見られないときには、慌てずに様子を見て体調に変化があれば直ぐに受診してください。


切手は1983年アンティグア・バーブーダ発行の「通常切手」で、グレープフルーツの花と果実が描かれています。





切手は2021年日本発行の「グリーティング切手 ピーターラビット」に収められている一枚で、ピーターラビット共にグレープフルーツの断面が描かれています。






切手は1974年キプロス発行の「フルーツ切手」の中の一枚で、グレープフルーツが描かれています。





2023年7月1日土曜日

切手に見る知識の扉-5.愛犬にブドウはダメ-

ブドウは犬に中毒症状や病気を引き起こす原因ともなる危険な果物ですからブドウを与えてはいけません。


犬がブドウやレーズンを食べると、急性腎不全を起こして、重篤な場合は命を落とす危険もあります。


ブドウやレーズンを食べた犬の中毒症状が報告されるようになったのは、2001年頃からです。


大量にブドウを食べた犬がそろって急性腎不全を起こすという事故が報告されました。


その後も、世界各地で同様の事故の報告があり、なかには命を落としてしまったケースも報告されています。


犬がブドウを食べて起きるブドウ中毒は、急性腎不全の症状と考えられています。


犬がブドウやレーズンを食べてから、2~5時間程度で症状が出るといわれていますので、目立った症状が見られなくても、愛犬がぶどうを食べたことが明らかであればできるだけ早めに動物病院を受診することをおすすめします。


現在のところ、ブドウに含まれる成分の何が犬の体に害を及ぼし、中毒症状を引き起こすのかのメカニズムは解明されていません。


またどのタイプのブドウを食べると中毒症状を起こす可能性が高いのかということも分かっていませんし、皮付き、皮なしの差についても確認はされていません。


レーズンについては、水分が少なくなった分、ぶどうの成分が凝縮されていることから生のブドウより危険度が高いと考えられています。


従ってブドウは量にかかわらず犬には危険と認識して与えないことです。


切手は1958年サンマリノ発行の「農作物切手」の中の一枚で、ブドウが描かれています。




切手は2009年ブラジル発行の「農作物切手」の中の一枚で、ブドウが描かれています。






切手は2004年アルメニア発行の「アルメニアの植物 ブドウ切手」の中の一枚で、ブドウが描かれています。





よもやま話-1.アテナとオリーブ-

ギリシャ神話において、女神アテナとオリーブは密接な関係があります。 アテナは、知恵、芸術、技術、戦争などを司る女神で彼女ゼウスの頭から生まれたとも、父親であるゼウスがティターン族の智慧の女神メティスを飲み込んだ際に、メティスの頭から生まれたともいわれています。 オリーブは、地中海...