レルネのヒュドラは、女神ヘラがアルゴリス地方のレルネで育てたとされる9つの頭を持ち、真ん中の大きな頭は不死の水蛇で、吐く息は猛毒でその触れたものはすべて死ぬとい大蛇の怪物です。
ヘラクレスは火矢を水の巣窟に放ち、ヒュドラを陸地におびき出しますが、この時女神ヘラはヒュドラの助けに大蟹カルキノスを送りこみますが、いとも簡単にヘラクレスに踏みつぶされてしまいます。
ヘラクレスはヒュドラの息を吸い込まないように布で口と鼻を覆い首を切り落としていきますが、1つの切り口から新しい2つの頭が生えてきりがありません。
ヒュドラの頭をたたき落とすと、即座に甥のイオラーオスはその切り口を松明で焼き8つの頭を倒すことがで、最後に不死である真ん中の大きな頭をたたき落としそれを地面に埋めその上に大きな岩をおき、二度と出て来れないようにしたのです。
最後にヘラクレスはヒュドラの胴体は裂いて、その肝の血を矢じりにつけ毒矢としまし、以後このヒュドラの毒矢はヘラクレスの大きな武器となります。
切手は1998年イタリア発行の「イタリアの芸術文化遺産切手」の中の一枚で、ルネサンス期のイタリアの画家アントニオ・ポッライウオロ (1432~1498) 作の『ヘラクレスとヒュドラ』で、ヒュドラと戦うヘラクレスが描かれています。
切手は1981年モナコ発行の「赤十字切手」の中の一枚で、レルネのヒュドラを退治するヘラクレスが描かれています。
切手は1970年ギリシャ発行の「ヘラクレスの試練切手」の中の一枚で、レルネのヒュドラを退治するヘラクレス(左)とイオラーオス(右)が描かれています。