よく蚊に刺されやすい血液型と、刺されにくい血液型があるといわれますが、これは科学的な根拠があるのでしょうか??
巷では、O型の人は刺されやすく、A型の人は刺されにくいと言われているものの、これに関して科学的に検証した事例は世界的に見てもほとんど存在しませんでしたが、富山医科薬科大学(現、富山大学)で研究が行われ、論文が公表されました。
しかし、血液型による性格分類でされる批判と同様に、数ある血液型の中で特別ABO式血液型だけを基準にする科学的根拠は一切なく、蚊の吸血行動に影響を与えそうな血液型由来の物質も現在のところ知られていません。
これらのことから、刺されやすい血液型と、刺されにくい血液型があるという説は、科学的な根拠はありません。
蚊は二酸化炭素の密度が高い所、周りより温度が高い所へ向かう習性があります。
体温、におい、周りとの二酸化炭素の密度の違いなどで蚊は血を吸う相手を探します、そのため体温が高く、呼吸回数が多い、つまり新陳代謝が激しい人は特に刺されやすくなるのです。
普段は刺されにくい人でも、新陳代謝量が増える運動をした後や、ビールを飲んだ後は刺されやすくなります。
蚊が血液型物質の違いを感覚器で感じとって、吸血選択しているのではないと考えられています。
更に血液型物質は不揮発性物質の糖鎖であることからも、蚊が皮膚に降着する前に感知はできません。
切手は1960年インドネシア発行の「世界保健デー切手」で、ハマダラカが描かれています。
切手は1963年ドバイ発行の「マラリアとの闘い切手」の中の一枚で、沼地から発生するハマダラカが描かれています。
※ハマダラカは、止まった際に口吻、胸、腹部が一直線となり、地面に対して鋭角に止まり、かつ後肢を地面につけずに高く挙げる特徴のある止まり方をします※
切手は1983年ガボン発行の「有害昆虫切手」の中の一枚で、人の腕に止まって吸血しているネッタイシマカが描かれています。