日本語でがんとは、「癌」と書きます。
これは、悪性腫瘍のなかでも特に上皮由来の「癌腫(上皮腫)」のことを意味しています。
英語ではがんのことをキャンサー(Cancer)またはカルチノーマ(Carcinoma)と呼びます。
ドイツ語ではがんのことをクレブス(Krebs)と呼びます。
キャンサー、カルチノーマ、クレブスの意味は、いずれも"カニ"の意味で、ギリシア語のカニを表わすカルチノウスが語源です。
これは、乳がんをよく観察するとあたかもカニが手足を広げたようなかたいしこりが、表面から触れるようになることを表現したものと言われています。
「癌」を表す「cancer」は、かに座 (cancer) と同じ単語です。
切手は1965年ニジェール発行の「がんとの戦い切手」で、がんに見立てられたカニを握りつぶすことによってがんとの戦いを表現しています。
切手は1974年オランダ発行の「がんとの戦い切手」で、がんに見立てたカニをに治療を表す剣が突き立てられています。
切手は1979年パキスタン発行の「がんとの戦い切手」でがんに見立てた巨大なカニと戦う戦士を描くことによってがんとの戦いを表現しています。