イスラエルは、既存の赤十字マークと赤新月マークを使用せずに、独自の「ダビデの赤盾」(イスラエルでの呼称はマーゲン・ダビド公社(赤盾社))を使用していました。
※マーゲン・ダビド公社(ダビデの赤盾社)は、イスラエルの救護団体で、諸外国の赤十字社・赤新月社に相当する団体であり、国際赤十字赤新月社連盟に加盟しています※
しかしこのマークは、赤十字マークとしては正式には認められていませんでした。
今回第三のマークとして「レッドクリスタル」が正式の赤十字マークとして認められたことから、イスラエルもこの「レッドクリスタル」の中に「ダビデの赤盾」のマークを入れたマークを用いることで、イスラエルの赤盾社は国際赤十字への加盟が出来る事となり、赤十字国際委員会は同社を正式に承認しました。
レッドクリスタルについては次回紹介します。
切手は1955年イスラエル発行の「マーゲン・ダビデ公社創立25年記念切手」で,救急車の車体に「ダビデの赤盾」が描かれています。
切手は1980年イスラエル発行の「マーゲン・ダビデ公社創立50年記念小型シート」で、4枚の切手の上部に「ダビデの赤盾」が描かれています。