この鹿は黄金の角と青銅の蹄を持っており、矢よりも素早く動くことができた巨大な雌鹿であり、女神アルテミスの聖獣です。
この鹿は全部で5頭いて内4頭は、狩猟・貞潔の女神アルテミスが自分の戦車に繋ぐことが出来ましたが、残りの1頭は脚が速すぎるため狩猟の神でもあるアルテミスでも捕まえることができず、ケリュネイアの山中に放されることになっていました。
ヘラクレスは鹿を探し回り、ある時ラードーン川の水を飲むために止まったときにヒュドラの毒を塗った矢でで脚を射て捕らえます。
女神アルテマスは、鹿が射殺されたと思い激怒しますが、鹿が生きていることを説明しアルテミスに鹿を絶対返すことを約束するとアルテミスの怒りは静まりました。
切手は1976年キプロス発行の「彫像切手」の中の一枚で、紀元前4世紀のアルテミス像が描かれています。
切手は1983年モナコ発行の「赤十字切手」の中の一枚で、ケリュネイアの魔の鹿を捕獲するヘラクレスが描かれています。