ナンテン(南天)は、"難を転ずる"という意味があり縁起のよい植物として、庭の鬼門に植えると火災除けになると言われています。
お赤飯の上にナンテンの葉を載せることがありますが、葉に含まれる微量のチアン水素には防腐効果があると言われ、決して飾りだけの目的だけではないようです。
ナンテンの乾燥した果実は、南天実(なんてんじつ)と呼ばれ、昔から薬用植物として健胃、解熱、鎮咳などに使われてきました。
ナンテンの実の主成分はドメスチンと呼ばれるアルカロイドで、せきを鎮める効果があり、のど飴として市販されています。
更にナンテンの葉は、南天葉(なんてんよう)という生薬として、健胃、解熱などに効果があります。
ナンテンの変種で果実の色がやや黄色をおびた白色のものがあり、シロミナンテンと呼ばれていますが、薬用にはシロミナンテンの方が効き目があると俗にいわれていますが、赤実も白実も効き目には全く差はありません。
切手は1962年日本発行の「第3次動植物国宝切手」の中の一枚で、ナンテンが描かれています。
切手は2017年日本発行の「和の文様シリーズ切手第2集」の中の一枚で、ナンテン文様とともにナンテンが描かれています。
はがきは2010年日本発行の「年賀はがき」で、ナンテンが描かれています。
はがきは2020年日本発行の「絵入りはがき2020冬柄」で、ナンテンが描かれています。