小野小町(生没年不詳)は平安時代の女性で、六歌仙、三十六歌仙、女房三十六歌仙のひとりで、絶世の美女だったと言われている女性です。
そのせいか、現在でもきれいな女性のことを「○○小町」と呼ぶのは小野小町に由来しいると言われています。
小野小町は、出生地も多く伝えられていて真の出生地は不明で、誰の娘なのかはっきりとはわかっていません。
また、小野小町は「穴なし小町」という異名もあり、これは彼女が男性になびかなかったことから、「穴(膣)なし」という意味が含まれていますが、本当に膣がなかったかどうかはわかりません。
彼女は生涯どんな男性にも体を許すことがなかったと言われていることから、「穴なし小町」と言われています。
裁縫道具で穴が無い「まち針」の名前の由来も、この異名に基づいているといわれています。
女性として生まれながら、膣の一部、または全部が欠損している膣欠損症の一種で、ロキタンスキー症候群と呼ばれる病気がありますが、小野小町がこの病気であったのかもしれません、これは私の想像ですので真偽は定かではありません。
※ロキタンスキー症候群は、およそ4500人に1人の女児に発生すると言われており、胎児期における女性内性器へと発達するミュラー管の分化異常によって起こると言われていますがその原因ははっきりしていません※
切手は1989年ガーナ発行の「絵画切手」で小野小町の肖像が描かれています。
切手は2005年日本発行の「古今和歌集奏覧1100年・新古今和歌集奏覧800年記念」で小野小町の肖像が描かれています。
切手は2009年日本発行の「ふみの日 百人一首切手」で小野小町の肖像とともに彼女の歌(*)が描かれています。
*"花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせし間に"『古今集』