イチジクには、「ペクチン」と呼ばれる水溶性の食物繊維が多く含まれています。
この水溶性の食物繊維は、硬くなった便に水分を与え腸内での動きをスムーズにして、排便を促して便秘を解消してくれますが、便が水分を多量に吸って柔らかくなり過ぎて水っぽくなると、お腹が緩くなって下痢を引き起こします。
腸が敏感な体質の人は、イチジクの食べ過ぎには特に注意して下さい。
チジクに含まれる水溶性の食物繊維のペクチンは、腸内で糖質や脂質、その他の老廃物などを吸着して、吸収を遅らせたり阻害したりしますが、必要以上に摂取すると、ビタミンやミネラルなど体に必要な栄養素の吸収までも阻害してしまいます。
また、イチジクにはアクの成分であるベストアルデヒドという物質が含まれていますが、これを少量摂取する分には問題ありませんが、摂り過ぎると嘔吐や胃痛を引き起こす可能性があります。
ベストアルデヒドは未熟なイチジクや多く含まれていますが、完熟したイチジクにも含まれているので食べ過ぎると、お腹の調子が悪くなります。
ではイチジクはどのくらい食べればよいのでしょうか?
およそですが4個までにとどめたほうが良いと言われています。
とにか体調の悪いときには食べる個数を控えるのが無難です。
イチジク皮の部分にはタンパク質を分解する成分フィシンを含んでいるので、キウイフルーツやパイナップルを食べてかゆくなる人がいるように、いちじくの皮を食べると同じような症状が表れる場合があります。
イタリア料理などでイチジクが使われていたのは、イチジクのフィシンが肉のタンパク質を溶かすことで、肉料理が軟らかくなるためです。
フィシンは、タンパク分解酵素法のフィシン法として赤血球を処理して輸血検査に利用されています。
粉末のフィシンは粘膜刺激性が強く取り扱いには注意が必要です。
切手は2009年ブラジル発行の「フルーツ切手」の中の一枚で、イチジクが描かれています。
切手は2007年マルタ発行の「マルタのフルーツ小型シート」の中の一枚で、イチジクが描かれています。
切手は2009年チュニジア発行の「チュニジアのフルーツ切手」の中の一枚で、イチジクが描かれています。