柿は、「柿が色づくと医者が青くなる」といわれるほど栄養価の高い果物です。
ビタミンCをはじめ、カロテンや食物繊維などの健康成分が凝縮されています。
柿の実や葉は、殺菌作用や抗酸化作用など非常に高い栄養価を含んでいます。
しかし柿は、胃石を引き起こす可能性が極めて高いのです。
柿に含まれる「シブオール」と呼ばれる成分が胃酸と混ざることで固まり、食物繊維をくっつけてしまうと胃石(柿胃石)ができます。
そのことから胃酸が多い人や胃の働きが悪い人は柿の食べすぎには注意が必要です。
しかし柿は非常に栄養価が高いので、1日1個は食べれば良いとされています
干し柿に関しても1日1個が目安となります。
また柿は体温を下げる作用があることから、風邪をひいてしまった時に柿を食べるのは止めたほうが良いでしょう。
柿についてはも以下のエヒソードがあります。
豊臣秀吉の五奉行のひとりの石田三成(1560~1600)が関ヶ原の合戦で敗れ、処刑の直前に「水をくれ」と申し出たところ、「水はないが代わりに柿があるぞ」といわれ、それに対し石田三成は「柿は痰(胆)の毒だから食べない」と言った話があります。
この一言に役人は「これから死ぬ者がどうして体を気遣うのだ?」と嘲笑ったのに対して石田三成は、「汝らのような小者にとっては最もなことであるが、大志を持つものは最後の時まで命を惜しむものだ」と言って断ったという話が伝えられています
この言い伝えから現在でも柿は「痰に毒=体を冷やしてしまう」ので良くないというイメージが残ってしまったようです。
※東洋医学では痰は肺臓でできるのではなく、脾臓でできるとされています、ここで言う脾臓とは単なる脾臓だけでなく膵臓・胃腸などを含めた消化器全般を意味していて、痰は消化器系全体が悪くなって出てくることから、脾臓や胃腸に悪いことから痰の毒になるという意味と考えられます※
実際に柑橘系の果物にはカリウムが含まれており体を冷やす作用があることから、季節や食べるタイミングを間違えてしまうと、かえって体を冷やしすぎてしまい体調不良を引き起こしてしまうことがあるようです。
切手は1974年韓国発行の「フルーツ切手」の中の一枚で、柿が描かれています。
切手は2020年日本発行の「秋のグリーティング切手10面シート」の中の一枚で、柿が描かれています。
切手は2015年日本発行の「ふみの日切手」の中の一枚で、干し柿柿が描かれています。
切手は2013年日本発行の「野菜とくだものシリーズ切手」の中の一枚で、柿が描かれています。
切手は2007年日本発行の「関ヶ原の合戦-天下分け目の戦い-フレーム切手」で、上段に東軍の徳川家康、黒田長政、福島正則、井伊直政、本多忠勝、下段に西軍の石田三成、大谷吉継、島左近、宇喜多秀家、島津義弘の代表的な戦国武将10名が登場し、その中の一枚に石田三成が描かれています。
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