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2023年9月30日土曜日

切手に見るヘラクレス物語-15.番外編2.ヘラクレスの柱-

ヘラクレスの柱とは、ジブラルタル海峡の入口にある岬につけられた古代の地名です。


ヘラクレスの柱という名前は、ギリシア神話に登場するの英雄ヘラクレスに由来しています。


ヘラクレスは10番目の功業をなし終え、エリュテイアへ向かう途中、アトラス山を横断する必要がありましたが、彼は山を登る代わりに近道し、巨大な山をその怪力で砕くことにします。


ヘラクレスは不滅の鎚矛または棍棒を使って山を真っ二つにし、大西洋と地中海がジブラルタル海峡で繋がることになります。


それ以降分かれた2つの山をひとまとめにして、ヘラクレスの柱と呼ぶようになった。


ヘラクレスの柱は、スペインの国旗に使用されています。


切手は1988年国連発行の「国連加盟国国旗切手シリーズ」の中の一枚で、ヘラクレスの柱を使用したスペインの国旗が描かれています。





切手は1981年ジブラルタル発行の「ヨーロッパ切手」の中の一枚で、ヘラクレスとヘラクレスの柱が描かれています。




切手は2022年ジブラルタル発行の「ヨーロッパ切手-物語と神話」の中の一枚で、ヘラクレスとヘラクレスの柱が描かれています。




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